先日、佐賀県の早津江病院で開催された院内研究発表会で「高齢社会への対応と、その先を見据えた精神科病院の再設計-次の10年を越えるための現場と経営-」と題して講演しました。参加者は約80名の職員の皆さんです。
私ははじめに山容病院と地域の医療圏の現状をもとに、小規模多機能型をめざした病院づくりや、診療の幅を広げてきた歩みをご紹介しました。あえて専門外来を掲げず、どの年代、どの症状にも向き合う姿勢についてもお伝えしました。また、子どもの心の不調や嗜癖、うつ病のrTMS療法についても触れました。
後半は当院の診療実績や相談件数の変化を示しながら、これから確実に増える患者さんにどう応えていくかを共有し、加えて日本海ヘルスケアネットによる広域連携の意義についてもお話ししました。
人口減少地域では、疾患構造の変化に応じる柔軟性が力になります。「特化しないことに特化する」姿勢こそが、次の十年を越える鍵になると感じています。
このような貴重な機会を与えて下さった早津江病院の松永院長先生ありがとうございました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。


